妊娠初期に風邪を引くと胎児に影響するってホント?
妊娠に気がつく前の超がつくくらいの初期の段階では、風邪に似た症状が出るといわれています。これは、妊娠により免疫力が弱まり、粘膜が刺激に対して弱くなっているからだそうです。
なぜ免疫力が弱くなるのかというと、実は胎児というのは、自分の体ではなく、体に侵入してきた「異物」と体が判断するために胎児を排除しようとする力が働きます。その排除しようとするが為に妊娠初期の「つわり」が起こると考えられています。
そこで、大事な命を守るために、胎児を排除する力を弱めると、免疫力も低下する、という体の仕組みから来るようです。この免疫力の低下は、妊娠初期の段階から、妊娠全般に対して起こるようで、妊婦さんは、風邪を引きやすいようです。
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いったん、妊娠が分かると、怖いのは風邪をひいてしまうことです。風邪は万病の元というくらい、他の病気に移行しやすい病気ですし、細菌に感染することもありえます。かといって、妊娠期間中においては胎児への影響を考えると、風邪を引いたから即薬を飲む、というわけにはいかないのが現実です。
妊娠初期の段階では特に市販の風邪薬では胎児に影響が心配されますので、できるだけ薬は飲まないように心がけたいものです。でも、あまりに咳がひどかったり、熱が高い場合は細菌による感染症を引き起こし、気管支炎や肺炎といった合併症を引き起こしてしまう恐れがあります。
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そうなると、体の免疫力が細菌と共に、「異物」と体が判断している胎児をも体の外へ押し出そうとしてしまい、流産となってしまう可能性も出てきます。そうなる前に、風邪を引いたら、産婦人科で胎児に影響の出ない薬を処方してもらうのが一番いいでしょう。
また妊娠中に初めてサイトメガロウイルスに感染(風邪と同じような症状がでる)すると胎盤を通じて約40%の確率で赤ちゃんに感染し、難聴や白内障などの障害を引き起こす可能性があります。サイトメガロウイルスによる障害児の出生率はダウン症とほぼ同じといわれていますが、ダウン症程気にしている人はあまりいないように思います。
参考記事:双子の1人が私の胎盤を通じてサイトメガロウイルスに感染
ですので、風邪やウイルスなどに感染しないように、日ごろから気をつけることが一番よい方法です。とにかく、体を冷やさないこと、できる限り人ごみの中に出かけていかないこと、また、外出した際は帰宅したらすぐに手洗いうがいをすることなどを心がけましょう。
それでも、風邪を引いてしまった場合は、早い段階で、体を休めてとにかく寝ることを心がけるようにし、ストレスや疲れを溜め込まないようにしましょう。
特に妊娠初期は、免疫力が落ちていることを頭にいれて、通常の健康な状態では風邪を引かない人でも、風邪を引きやすくなっていることを常に気をつけるようにしましょう。
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