双子の妊娠初期〜後期迄!よく起こるマイナートラブルと体重管理

双子,妊娠初期,マイナートラブル,体重管理妊娠初期〜後期迄!マイナートラブルと体重管理

 

マイナートラブルは妊娠中のお母さんに起こる不快な症状です。基本的に通常の妊娠も双子妊娠も同じです。

 

とはいっても、お腹の大きくなるのが早い分、症状がでてくる時期も早い傾向にあるようです。不快な症状が続き、つらい時は医師・助産師に相談することをおすすめします。根本的な解決方法がないものが多いですが、緩和する方法のアドバイスをもらえたり、便秘・おりもの・頻尿に関しては治療が必要か診断してもらえます。

 

  • 静脈瘤・痔・足のむくみ
  • 動悸・息切れ
  • 頻尿
  • 腰痛・恥骨痛
  • 足の付け根の痛み
  • 便秘
  • おりものが多い
  • 胸やけ・胃もたれ
  • 尿漏れ
  • かゆみ
  • 色素沈着
  • こむらがえり

 

続きます・・・

 

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私の場合、双子妊娠26週頃から「動悸・息切れ・腰痛・恥骨痛・股関節の痛み・頻尿」の症状が出始めました。この頃にはお腹が、通常の妊娠時の臨月くらいの大きさになり腹囲は95cmで、胎児は2人共900g前後でした。この頃からお腹が重いと感じるようになってきていました。

 

就寝時に息苦しさで目が覚めたり、眠れないことが多くなりました。また、横向きしかできないので肋骨あたりが痛くなったりと、横になるのも苦痛でした。

 

息苦しさに関しては『左側を下にして横になる』と静脈を圧迫しないので血流がよくなり改善すると聞き、なるべくそうするようにしました。それでも苦しい時は起き上がってゆっくり深呼吸をするようにしていました。

 

腰回りの痛みは、骨盤ベルトをつけたり歩く時間を短くしたりするぐらいしかできることがなかったです。

 

もう頻尿は仕方ないとあきらめていました(笑) 頻尿は困りましたが、それでも水分はよく取るようにしていました。

 

 

双子妊娠の体重管理と太りすぎ痩せすぎによる母子のリスク

 

「単胎妊娠(通常の妊娠)と違って赤ちゃんが二人もいるし、体重増加も2倍までOK?」と思ってしまいますが、もちろんそんなわけはありません。

 

個人のBMIにもよりますが、目安としては単胎妊娠と同じか1.5倍程度までが理想のようです。ちなみに腹囲は臨月には100cmを超える場合が多いようです。

 

単胎妊娠の増加体重の目安

 

BMI 18.5〜21未満 10〜12kg

 

BMI  22〜25未満 7〜10kg

 

BMI     25以上 5kg

 

 

単胎妊娠の臨月時の赤ちゃんの状態

 

体重:約3000g

 

胎盤:約400〜500g

 

羊水:約500g

 

子宮:約1000g

 

合計:約5000g

 

 

母体の体の変化

 

循環血液量が1.4倍に増加する

 

乳腺が発達し、皮下脂肪がつく

 

 

病院によって方針が違い、体重増加に全く触れないこともあるようです。逆に体重管理に厳しすぎるような場合も・・・。

 

体験談で「〇〇kg増えたけど、安産でした」というものもよく見かけますが、妊娠出産は個人によって違うものです。単純に増加量でみるのではなく、自身のBMIを基準に考えることが重要だと思います。

 

また12kg以上の体重増加だと妊娠経過中に問題がなくても、出産時には母子共に負担がかかります。

 

臨月のころに双子が2500gずつあったとしたらそれだけで5kgあることになります。更に胎盤や羊水の重さをプラスしていくと、お腹の重さだけでかなりありますので体重が増加しても仕方ない気がします。

 

かといって油断して増加しすぎると産む前から動くのが大変になりますし、産む時や産んだ後に辛い思いをすることになるかもしれません。体重増加が著しい場合の母体のリスクを紹介していきます。

 

続きます・・・

 

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  • 妊娠高血圧症候群になりやすい
  • 妊娠性の糖尿病になりやすい(巨大児になる=難産になる確率が高まります)
  • 出産時に微弱陣痛になりやすい
  • 出産時に出血が多くなりやすい
  • 出産時の帝王切開の傷が治りにくい
  • 無痛分娩の時などに麻酔が効きにくい

 

妊娠高血圧症候群・妊娠性の糖尿病に関する詳細は 『腹痛!出血!流産!?双子の妊娠初期から起こるトラブル』 を参考にしてください。

 

双子妊娠の場合、体重増加に問題がなくても上記のようなトラブルが起きやすくなります。

 

では「増えなければいいのか!」といわれるとそうではありません。栄養不足の妊婦さんは、流産や早産の危険も高くなります。

 

妊婦さんのBMIが22未満の場合、低出生体重児(2500g以下)の生まれるリスクが増えるといわれています。生まれる赤ちゃん自身も低体温や低血糖の状態で栄養摂取がうまくできないなどトラブルが起きます。

 

赤ちゃんの出生体重が低いことにより、将来的に発症リスクが高まることが分かっている疾患を紹介します。

 

  • メタボリック症候群
  • 脳梗塞
  • 虚血性心疾患
  • 脂質異常症
  • 2型糖尿病
  • 本態性高血圧
  • 神経発達異常 など

 

低出生体重児の場合は退院が延びることが多いので産後に通院しなければならないこともあります。また、哺乳力が弱いので母乳やミルクを与えるのも、赤ちゃんに体力がつき、母子ともに哺乳に慣れるまでは大変な場合があります。

 

双子妊娠の場合、どうしても低出生体重児で生まれることが多くなります。そのことを考えても体重の増加があまりにも少ないというのは、赤ちゃんへの栄養不足が心配されますので、体重管理に関しては担当医にしっかり相談して行うようにしましょう。

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